妊娠22週、6か月目の半ば。妊娠期間も後半戦に入ったようだ。2週間ほど前は、胎動を感じはじめる頃というがぽこぽことおなかが動くのが胎動なのか、じぶんの腹の虫なのか、どうにも確信が持てなかったが、最近はなんとなく違いがわかってきた。動いていると、ちゃんと生きてるんだな、よかったな、という気持ちと、自分の中にじぶんとはちがう生きものがいる不思議さを同時に感じる。
最近は目がさめるのがはやい。妊娠の影響なのか、仕事もせずつかれも少ないからなのかわからないが、5時半ころに目が覚めてそのまま起きて過ごしている。夫は寝ているのでテレビや動画を見るのは憚られるが、美術館や本の感想ノートをまとめる、読書をする、絵を描く、ブログを書くなど、自分がやりたかったことが自然に手につく時間になっている。
朝にものごとに取り組むのも好きだったことを思い出す。高校生、受験生のとき、23時に寝て、5時に起きて勉強して、はやめに家を出て学校の自習室に行って勉強して、授業を受けて、放課後も自習室で勉強して、20時ころ家に着いてまた23時には寝て……という生活をしていたことを思い出す。誰に強制されたわけでもなかったが、そのようにして勉強時間をとっていた。そのときは震災の影響で仮設住宅に住んでおり、アコーディオンカーテンで仕切られた空間が自分の部屋と呼べるものだったのだが、朝っぱらからごそごそいう音で起こされた(かもしれない)家族を思うと、ちょっぴり申し訳ない。塾も行かず浪人もせずに合格できたので、そこは親孝行だと思って許してほしい。
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ここ最近、出産時の処置や、経膣検査や乳がん検診の痛みのことがXのタイムラインに流れてくる。こんな風にされて痛かった、というコメントを見るたびに不安になる。麻酔をしないのは、麻酔をしなくても痛みを我慢させれば処置や検査を完了できてしまうから。麻酔をしても点数にならずお金にならないから。麻酔をする方向にすすまないのは、長年のジェンダーバイアスにより、その痛みは痛くないもの、もしくは我慢できるものと見なされているから……。
タイムラインに流れてくる理由がほんとうのことかはわからないが、これだけ痛いという声をあげるひとが多いのであれば、痛い(ことがある)のはほんとうのことなのだろう。うまくことが運べば、あと4カ月のあとわたしも出産することになる。鼻からすいかが出るという出産時の痛みだけではなく、その後の処置も痛いのか。痛いのはこわい。
文學界で連載されていた頭木弘樹の「痛いところから見えるもの」で、痛みを言葉にすること、ひとに伝えることは難しく、他人の痛みをほんとうに理解することも難しい(できない)と語られていたことを思い出す。現在は2割程度が女性だそうだが、医師は男性が圧倒的に多かったし、多い。現場の医師の数がそうということは、点数であったり、ガイドラインであったり、そういう決まりをつくる場に参加するのは男性が多いという状況は昔から変わっていないと思われる。また、決まりをつくるひとたちはその痛みがわからないのだから、女性特有の痛みに対する議論があまり進んでこなかったと想像される。
いまはXで(少し?おおいに?)話題になっているだけだと思うが、現実の議論のきっかけになってくれればいいのに、と思う。
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学校に通うのが、残りわずかとなった。来週くらいから就活をする。ちゃんと決まって、7月半ばくらいから働くのが理想だ。校正プロダクションの選考では実技試験が課される会社がほとんどで、わたしが受けようとしているところも実技試験がある。どの程度のレベルなのか、わたしは通用するのか、不安だ。先日、学校の就職面談2回目があり、その会社の試験は学校に通っていればそこまで難しくないレベルだし、修了生の合格率も6~7割と聞いているが、それでも不安はのこる。定期テストがあったり、成績がでたりするわけではないので、学校に通うひとたちの中で自分がどのレベルにいるのかわからないからなのだろうか。
とはいえ、はたらくのは楽しみだ。自分がやったことのない分野に飛びこんでいくことは、わくわくする。そういう意味では、子どもがいる生活というのも、不安はあるけれど少しは楽しみなのかもしれない。自分ではない人間、コントロールできない存在とかかわって、よい方向に導かなければならないこと、とても長い期間でみる必要があること、仕事や趣味みたいにやめることができないことなどが、不安のほうを大きくさせているのかなと思う。
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前回から1か月で行った展覧会は以下のとおり。8個も行っていておどろく。平日に自由がきくうちに行っちゃうぞ~!という気持ちで週に2個くらい行っている。チュルリョーニスがだいぶよくて、図録を買ってしまった。音楽の素養があったらより楽しめたのかな。でもヒルマ・アフ・クリントを見たときのような、大きなものに触れているようなかんじがたのしかった。
- 国立西洋美術館のチュルリョーニス展&北斎 富岳三十六景展
- サントリー美術館の河鍋暁斎展
- 東京ステーションギャラリーのカール・ヴァルザー展
- 太田記念美術館の広重展
- SOMPO美術館のブーダン展
- 静嘉堂文庫美術館の懐石のうつわと茶の湯展
- 東京藝術大学美術館の日美50年展
- 東京都美術館のアンドリュー・ワイエス展
また、いま柚木麻子の『BUTTER』を読んでいるのだが、めちゃくちゃおもしろい。最初は、バター醤油ごはんおいしそう……(実際じぶんでも食べた)、料理の表現がすばらしいな……と思っていたが、料理、食、女性、恋愛、家族、親子、結婚、妊娠、友人など、いろいろな要素がいろんな人たちを通して語られていて、読み進めていくうちにもっと引き込まれている。のこり1/3くらい、どういう結末を迎えるのか気になるが、終わってしまうのもさみしい。こういうのが読書の愉しみのひとつだよな、と思わせてくれる作品。読み終わったらしっかりふり返りたい!










