今年の抱負

今年の抱負は、呪いを解くことである。

 

このころTwitterで、年末年始に実家や親戚の家に行くことについてのつぶやきを、さまざま見る。その中でも、容姿についてからかわれる経験が、ずっとこころにわだかまっている、という旨のことが、わたしにもあるなと感じている。これをだれかが「呪い」と呼んでいた。たしかにこれは呪いである。どんな場面でも、わたしはデブでブスでオタクで陰キャだというのが根底にうずまいている。

 

ただちょっとちがうのは、わたしは父にも母にもその他親戚にも、そう言われていたわけではないことである。むしろかわいいかわいいと育ててくれた。それだけに、こういうおもいに囚われていることが申し訳ない。

 

わたしを呪ったのは、まえの恋人である。とおもう。彼だけに責任をおしつけるわけではないが、その一端はあるとおもう。たとえば、彼は容姿を点数づけた。彼の格付けによると、わたしは「4点」。ちなみに自分自身は「6点」だそうだ。付き合って最初のころにそういったはなしをされ、彼が「上」、わたしが「下」という序列がついたようにおもう。あくまでもわたしの中で、のはなしだけれど。そういうのはよくない、と言いつづけた結果、だんだんとひとに序列をつけることをおもてだってはしなくなったが、わたしの中で、ついた序列、「4点」という点数は消えることがなかった。余談だが、それで言いたいことが言えなくなり、別れる要因のひとつになったとおもっている。

 

だから、ぜったい今度は、おまえが世界でいちばんだと言ってくれるひと、言いつづけてくれるひとをえらばなければいけない。そんなひとはいない、いるわけがない、だってしょせんおまえは、という不安は尽きないが、その不安こそが呪いなのだろう。ぜったいに、わたしがわたしを大切におもえるようにしてくれるひとをえらばなければならない。

 

もちろん、呪いを解くのは王子様ではない。あくまでもじぶん自身だ。まずは、自分の身を切るような発言をしないこと。どうしても自虐にはしってしまう傾向があるが、これはよくない。ずっとずっとよくないと思っているのにやめられない。まさかこれも呪いなのか。でも、今年はそれを断ちきる。断たねばならない。

 

見てろよ。